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無線アナライザーで電波状況を確認しよう(WiFi Analyzer)

【概要】
企業用アクセスポイントでも、家庭用アクセスポイントでも「無線LANアナライザ」で無線の状態をおおよそ把握できます。アナライザには有償と無償のアナライザがありますが、それぞれ電波受信状況の確認クライアントの接続情報などがわかります。「無線LANアナライザ」にはどのような、情報が取れるのか?

家庭用のアクセスポイントと自宅PC間の無線通信について確認したいと思います。

WiFi Analyzer画面

無償(PC版)入手できる「WiFi Analyzer」で確認します。
https://www.microsoft.com/ja-jp/p/wifi-analyzer/9nblggh33n0n?activetab=pivot:overviewtab

※一部パラメータをマスキングしています。

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SSID/チャネル/周波数/帯域幅/プロトコル

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パラメータ説明

  • dBm (デシベルミリワット)
  • RSSI (Received Signal Strength Indicator)

無線利用にあたり、重要なパラメータの一つが電波受信強度になります。
現在の受信強度は-31dBmはRSSIを示しています(RSSIは文字通り信号受信の強度を示す値)

RSSIはクライアントが受信する電波の強度を表し、おおよそ-100dBm~-30dBmの範囲で電波を受信し、値が大きい方が電波が強いことになります。(-100より-30の方が電波は強い)
本環境では、クライアントのすぐ近くにアクセスポイントを設置しているため電波の受信が強い状態にあります。

【SSID】
SSIDとしてmy-ssid_5GHZに接続されている事が分かります。【チャネル】現在5GHz帯の116チャネルを利用して無線LANを利用している事がわかります。【周波数】5.580 GHz = 116チャネルになります。【帯域幅】20MHzを利用している事がわかります。

【プロトコル】

802.11ax 対応アクセスポイントを使っているのですが、クライアントが802.11axに対応できていないため802.11ac接続されています。

BSSID/プライベートIPv6/ パブリックIPv4

パラメータ説明

BSSID(Basic Service Set Identifier)

【BSSID】
BSSIDはアクセスポイントが持っているMACアドレスになります。
本アクセスポイントは、5GHz用のMACアドレスと2.4GHz用のMACアドレスも持っています。
WiFi Analyzerでは、5GHz用のMACアドレスが表示されます。

【プライベートIPv6】
マスキングしていますが、IPv6のアドレスが表示されます。【パブリック IPv4】マスキングしていますが、IPv4のアドレスが表示されます。

認証 / 暗号化 / モード / 外部接続 / インターフェイス

パラメータ説明

【モード】
インフラストラクチャとアドホックモードがありますが
インターネットを利用する場合は、インフラストラクチャになります。

【外部接続】
インターネットアクセスで利用中を示します。

【インターフェイス】
IEEE802.11規格で無線を利用している事を示します。

稼働時間 / ビーコン間隔

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パラメータ説明

【稼働時間】
アクセスポイントの電源が上がり継続稼働した時間を示します。【ビーコン間隔】アクセスポイントがビーコンを送信し、クライアントが受信した間隔を示します。

各チャネル受信状況(5GHz)

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各チャネル受信状況(2.4GHz / 5GHz)

 

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【考察】

自宅のアクセスポイントはチャネル116(My-ssid_5GHzの5GHz)とチャネル8(ssid5の2.4GHz)になります。
その他の電波は近隣のアクセスポイントが出している電波になります。

5GHzにおいて、近隣アクセスポイントからチャネル116を受信していないので電波干渉は起こりません。
(ただし、DFS航空レーダ受信毎に1分間通信できなくなる場合があります)

一方、2.4GHzの場合チャネル8は近隣から2つ受信しています(ssid3,ssid4)
離れた場所にアクセスポイントがあるため電波強度は弱くなっていますが干渉する可能性はあります。

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