MPLS-VPN利用時に出てくる、「address-family vpnv4」とは?
「address-family ipv4」は目にしますが、vpnv4はあまり登場しないと思います。
「address-family vpnv4」は、VRF利用時出てくるRDとIPv4アドレスと深い関連があります。
RDとは
RD(Route Distinguisher) 日本語だとルート識別子と訳されたりします。
- IPv4アドレス= 32bit長 になりますね。
- RD= 64bit長 の識別子になります。
VPNv4アドレスとは
VPNv4アドレス = 96bit になるのですが、その内訳は以下になります。
VPNv4アドレス (96bit) = IPv4 (32 bit) + RD (64bit)
VPNv4 設定
VPNv4はBGP内でneighbor を指定して設定されることになります。例を記載します。
host(config)#router bgp 65000
host(config-router)#address-family vpnv4
host(config-router-af)#neighbor 192.168.2.2 activate
host(config-router-af)#neighbor 192.168.2.2 send-community extended
host(config-router-af)#exit-address-family
VPNv4 96bitのアドレスをどうやって配送するの?
BGPのMulti Protocol (MP-BGP) として配送します。
VPNv4はどの機器が生成するの?
PEルータ (Provider Edge router)がRDを付けたり、RDを外したりします。
まとめ
文字だけだと伝わり難いので、絵で説明すると以下になります。